トキが襲われる事案が発生
環境省は14日、新潟県佐渡市で野生復帰を目指して放鳥したトキ1羽(4歳雌)が
猛きん類に襲われ、佐渡トキ保護センターで保護したと発表した。
首や胸にけがを負っており、同センターで治療している。
今月9日にも、襲われた1羽(7
歳雌)を、放鳥後のトキとして初めて保護しており、
同省などで観察を強化していた。
同省によると、14日午前6時40分頃、佐渡市新穂地区のねぐらからトキ約20羽が
一斉に飛び立ち、そのうち1羽が、約200メートル離れたハス田で倒れているのを発見した。
約500メートルの場所にハヤブサのような猛きん類が目撃されており、この鳥に
襲われた可能性もあると見ている。
負傷したトキは2009年9月の第2回放鳥で放たれ、昨年の繁殖期には7歳の雄との
求愛行動も確認されていた。
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